想像力 vs. 身体 |
田中工務店の田中社長のブログで、「中庭のある家」の進捗状況が公表された。
台風にも地震にも大きな影響を受けなかったようで、ひとまず安心。
工事は順調のようだ。
一方、着工後も、細部をつめ、決定を下さねばならないことが多く、
しかも素早く決断しなければならないので、優柔不断の私は消化不良気味。
たとえば、ダイニングテーブルを照らすことになるペンダントライト。
電気配線の段階で正確な位置を決めるのは、
平面図を見て立面を思い描くなんて芸当のできない、
ましてや立ち上がった壁面に囲まれた空間そのものを
表象できるわけがない素人には原理的に無理だ。
妻ともめた末あたふたと決めたが、まだ腑に落ちない。
懸案がもう一つあって、今度はしっかり考えたかったし、
好き勝手なイメージや空想に基づいてではなく、
実際の寸法でボリュームなどを見たかったから、
八千代台の現場に足を運んで、写真を撮った。
現実が嘘をつかないとは限らないが、身体でとらえられた寸法のほうが、
単なる数字の寸法よりも信頼できるような気がする。